2008年7月24日木曜日

ウエアハウス閉鎖

ウエアハウスが閉鎖された。
移動してからたったの数日後の出来事だった。
我々のウエアハウスがあった建物を所有する人物は、フードクリティックスとしてベイエリアではちょっとした有名人であるとのことである。彼の名を冠したラジオ番組もあるようだ。
この人物はケンジントンのある一画を所有していて、我々の働くバターカンパニーのウエアハウスもそれらの建物のひとつを借りている。
ことの顛末は、犬を連れた中年の男が我々のウエアハウスに怒鳴り込んできたことから始まった。俺はたまたま席を外していたので直接この人物と関わらなかったのだが、対応に出た同僚によればこの人物はひどく苛立っていたと言う。この建物の家主にたいしての罵りの言葉も口走っていたらしい。
そしてこの人物はその日のうちに役所に苦情を申し立てた。のちに判明したのだが、苦情を申し立てたこの人物は、フードクリティックス/地主の所有する一画と道路を挟んだ反対側の一画を所有する地主であり、さらには弁護士であると言う。
この二人の地主のあいだには、今日昨日のことではない因縁がありそうである。なんだか一筋縄では行かない様相なのだ。
バターカンパニーのオーナーは、ウエアハウスのオペーレーションに必要な許可を役所から得ていなかった。そこで急遽全てのオペレーションが中止された。その数日後には運送業者を雇って、ナッツや何かをオフィスと貸し倉庫に移し替えた。ほとんど夜逃げに近い。
何にせよ一時的にウエアハウスオペレーションを行う場所が必要である。
そこでオーナーが見つけてきたのは,ノバトにあるというウエアハウス。我々のほとんどはイーストベイに住んでいて、ノースベイにあるノバトまでは車で片道一時間はかかる。帰り道にサンラファエル近辺での渋滞に巻き込まれる確率は非常に高い。最近のガソリンの値段を考慮すれば,これはもう無茶である。まるで実際的な要素を無視している。それも下手をすれば、数ヶ月ものあいだノバトまで通わなければならなくなるかもしれないのだ。
ノバト案を回避する為にも、俺はオフィスからシッピングをすることを提案した。あくまで一時的な策として。

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